「処方せんを元気に変える。」
在宅訪問で通院困難な方に処方薬を届ける、先進サービス「きらり薬局」を展開しています。

患者様に処方薬を直接お届けする、在宅訪問薬局を運営

在宅訪問薬局事業は、全国に40店舗以上を展開する調剤薬局「きらり薬局」を拠点に、薬剤師が患者様のご自宅や入居施設を訪問し、処方せんに基づいて調剤した医薬品をお届けしたり、服薬指導などを行う在宅訪問サービスを提供しています。
「調剤薬局」と聞くと、病院や診療所の近隣に店舗を構える、いわゆる“門前薬局”をイメージする方が多いかもしれません。これに対して、「きらり薬局」は有料老人ホームやケアハウス、養護老人ホーム、サービス付き高齢者住宅等といった高齢者向けの施設と密接に連携を取ることができる立地を重視して出店しています。より患者様の近くで信頼関係を構築することにより、一般的な門前薬局の約7倍(1店舗あたり)の患者様に薬をお届けしています。また、全国の調剤薬局のうち在宅訪問業務を実施する店舗が3割未満にとどまる中で、当事業では売上高の約6割を在宅訪問収入が占めており、発展途上といえる在宅訪問薬局市場でユニークなポジションを確立しています。

超高齢化社会に向け「地域包括ケアシステム」の構築に貢献

超高齢社会のわが国では、今後もさらに高齢化が加速し、2025年には65歳以上の高齢者が人口の3割を超えると推計されています。これに伴って、介護や支援を必要とする方も年々増加しており、「要介護状態にあっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを送りたい」というニーズに応える環境づくりが急がれています。
こうした環境づくりの施策として、政府は現在、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築・普及を進めていますが、これは当社の在宅訪問薬局事業とコンセプトが重なるものです。当社では、在宅医療・在宅介護を支える同事業の社会的な意義を強く認識し、医師、看護師、ヘルパー、ケアマネージャー、福祉用具事業者等とも積極的に連携を図り、「地域包括ケアシステム」の構築に貢献しています。また、2018年には、国家戦略特区(福岡市東区)の制度を活用して、全国初となる保険診療内でのオンライン服薬指導を開始。24時間365日、在宅の患者様に当事業のサービスを提供する先端的な取り組みを行うなど、超高齢社会のwell-being(ウェルビーイング)向上に取り組んでいます。