2026年3月期、HYUGA PRIMARY CAREは売上高119.8億円、在宅患者数12,474名、きらりプライム加盟店舗数2,879店舗となりました。
多くの方々のご支援のおかげで、事業規模は着実に拡大しています。まずは患者様、ご家族、医療・介護関係者の皆様、そして全国の加盟店の皆様に心より感謝申し上げます。
今期、当社は第20期を迎えました。そして今期のスローガンとして掲げたのが「原点回帰」です。事業が成長し、影響力が大きくなってきた今だからこそ、改めて私たちが何を目指しているのか、その原点を見つめ直したいと考えました。
私は数字を大切にしています。
それは数字が単なる業績ではなく、私たちが社会に与えている影響の大きさを示していると考えているからです。
何人の患者様を支えることができたのか。
どれだけ多くの地域にサービスを届けることができたのか。
どれだけ多くの仲間と志を共有することができたのか。
その積み重ねが、売上であり、患者数であり、加盟店舗数という数字になって表れます。
だからこそ私たちは数字にこだわります。
今から十数年前、まだ事業規模が現在とは大きく異なっていた頃から、私は「薬局100店舗」「全国展開」「在宅患者10~15万人を受け持つ」という話をしてきました。
当時は現実味のない夢物語に聞こえたかもしれません。
しかし私は、高齢化が進む日本において在宅医療の重要性は必ず高まると考えていました。そしてその頃から、「全国の在宅患者を支える存在になりたい」と考えていました。
振り返ると、私たちの考え方も進化してきました。
当初は自社の店舗を増やしながらその実現を目指していました。しかし事業を続ける中で、一つの結論にたどり着きました。
それは、自社だけでは日本の在宅医療を支えることはできないということです。
全国には在宅医療に取り組みたいという思いを持ちながらも、ノウハウや人材、運営体制の課題を抱える薬局が数多く存在します。であれば、私たちがこれまで培ってきた仕組みや経験を共有し、地域で頑張る薬局と共に歩んだ方が、より多くの患者様を支えることができるのではないか。
その考えから生まれたのが「きらりプライム」です。
現在、きらり薬局が支える在宅患者数は12,474名ですが、加盟店が支える患者様を含めると、さらに多くの在宅患者を支えるネットワークへと成長しています。
かつて遠い未来の話として語っていた景色が、少しずつ現実になり始めていることに、大きな可能性を感じています。これは、私たちが目指していた姿に一歩ずつ近づいている証です。
私は以前から、ヤマト運輸の元社長である小倉昌男氏の『経営学』に大きな影響を受けてきました。宅急便も、最初から社会インフラだったわけではありません。多くの困難を乗り越えながら、「世の中に必要なサービスである」という信念のもとに育てられ、今では私たちの生活に欠かせない存在になっています。
私は在宅医療も同じだと考えています。
高齢化が進む日本において、住み慣れた地域や自宅で安心して療養できる環境は、ますます重要になります。そのためには、一企業だけではなく、地域の医療機関、介護事業者、薬局など、多くの仲間が力を合わせる必要があります。
2026年度の診療報酬改定においても、私たちは現場の声を政府へ届け続けてきました。それは自社の利益のためというよりも、在宅医療を必要とする患者様を支える仕組みそのものを、未来へつないでいくためです。
私は、社会インフラとは一社で創るものではないと思っています。志を同じくする仲間と共に創り上げていくものです。
きらりプライムを立ち上げたのも、より多くの方々に在宅医療という取り組みを知っていただくため、そしてより多くの仲間と共に歩むためでした。
私たちが数字を追い続けるのも、より多くの患者様を支え、より大きな社会的価値を生み出すためです。
原点回帰とは、過去に戻ることではありません。
未来へ進むために、改めて原点を見つめ直すことです。
私たちが目指しているのは、自社の成長だけではありません。
24時間365日、自宅で安心して療養できる社会インフラを創ることです。
その実現のためには、私たちだけの力では足りません。地域の医療機関や介護事業者の皆様、在宅医療に取り組む薬局の皆様、そして私たちの想いに共感してくださる多くの仲間の力が必要です。
これまでHYUGA PRIMARY CAREは、多くの仲間と共に歩みながら成長してきました。そしてこれからも、より多くの仲間とつながりながら、この挑戦を続けていきたいと考えています。
一社では実現できない未来だからこそ、仲間と共に。
私たちはこれからも、社会インフラづくりへの挑戦を続けていきます。
もし、この想いに共感していただけるのであれば、ぜひ私たちと一緒に未来を創っていきましょう。